「タイの何がいいの?」と聞かれたときに答えること。
タイが好きで移住して、帰国してからもこんな風にタイのことをブログに書いたり、少しずつタイのことに関わる活動もしている。
タイ繋がりの人とだとタイ好き同士ということは前提なのだけど、タイのことをあまり知らない人からしたら、何をそんなにタイタイ言っているのかと思うだろう。
とあるイベントにて。イベント自体はタイとは関係ないものだったけれど、タイ関係のブースにてお手伝いをした。イベント後に隣のブースの出店者さんから「タイの何がそんなにいいのですか?」と聞かれた。
このシンプルな質問が実は難しい。
一言で魅力をまとめられない。かと言ってダラダラとあれやこれやを話すのもなんだか違う。
この質問を何回も聞かれたことがあるけれど、「人ですね〜。」の一言に落ち着いた。
質問してくれた方は、「人ですか?」とハテナ顔をしていた。そりゃそうだ。きっとタイといえばタイ料理とか海とか想像していたのかもしれない。
タイのいいところはいろいろある。
タイ料理はおいしいし、タイコーヒーも生産から一杯のコーヒーまでのストーリーがあっておいしい。カフェはのんびりしている。マーケットは活気があって、物価も安い。山岳民族の手仕事も素晴らしい。
大好きなチェンマイに世界遺産とか立派なものはないけれど、なによりも日常生活が心地いい。
これらすべての良さにはタイ人の魅力がある。タイ料理やコーヒーがおいしいのは当たり前たけど、スタッフがとにかくフレンドリー。何回か行けばすぐに覚えてもらえるし、お店の人と友達どころかタイの家族と呼べる存在もできた。
マーケットの活気もタイの見どころ。ハンドメイドが多いのはタイの手仕事が素晴らしいからで、マーケットの空間作りもまた人々が作り上げたもの。
そして日常生活が心地いいと感じるのはタイ人の優しさがあってこそ。
道に迷っていたら見知らぬタイ人がバイクに乗せてくれたり、ごはんやお菓子を分けてくれたり。困っていたらすぐに助けてくれる。知らない人でも助け合う文化がある。だからこそ異国の地での生活ができた。
ちなみに、この記事のサムネの写真は大好きなカフェでのまかないごはん。
本当の家族のように良くしてくれて、お店に行くとスタッフに混じって賄いを食べさせてくれる。いつも優しさで溢れている。
タイ人の優しさストーリーは数知れず、ここに書くのも人に話すのも長くなるけれど、タイの何がいいかって結局は人なのだ。
イベントの出店者で同じくタイに住んだことのあるタイ繋がりの友達に、「タイの何がいいかと聞かれたらどう答える?」と聞いてみた。彼女は「人かな〜」と答えてくれた。
わー!同じ!そうなの人なの!
と私は嬉しくなった。
タイが好き同士、改めてタイの何がいいか深く話すことがなかった。でも住んだからこそわかる人のよさ。
彼女もその一言で答えてくれてホッとした。
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実は↑ここまで書いて下書きしていた。その後、タイに関わる仕事をされている方のオンラインセミナーに参加する機会があった。そこで嬉しくなったので思わず追記している。なんと、その方もタイの良さは”人の懐の深さ”とお話されていた。
他にもいろいろなタイのお話があり勉強になった。その中でも”人”の魅力についてのお話が一番心に残った。
やっぱり”人”ですよね!とオンラインで1人微笑んでしまった。
“人”という一言にたくさん詰まっているタイの魅力を少しずつ伝えられたらと思っている。
このブログもその一つの方法。
だからこれからも、ゆるくきままにタイのことを書いていく。