今回は友達であり、コーヒー仲間のBくんが初来日した話。
Bくんが日本で行われていたコーヒーのイベントのためにチェンマイからやってきた。
イベント初日にさっそく彼らのブースに行ってみたけれど、Bくんはいなかった。
まずは他のタイ人スタッフとあいさつを交わし「Bくんはどこにいるの?」と聞いたら、「ごはん食べてるよ〜」と言っていた。
「あはは!!タイ人だね〜まずはごはん食べないとね!」とタイ人スタッフと笑いあった。ごはんは何よりも大切なのがタイスタイル。
しばらくしてBくんが来た。私がチェンマイに行って以来、2ヶ月ぶりの再会。でも、「久しぶり!」という言葉はなく1週間ぶりぐらいの感覚だ。
Bくんはタイ人だけど見た目は日本人みたいなので、イベントで日本人のお客さんに日本語で話しかけられて困っていた。Bくんは日本語は全く話せない。
「〇〇って日本語でなんて言うの?」
とBくんがタイ語で聞いてきて私がタイ語で教える。他の日本人スタッフがいるけど、私に聞いてくれた。
英語でタイ語⇔日本語の説明するより、タイ語でタイ語⇔日本語の説明をするほうがほうが断然いい。
きっと、Bくんもそう思ったのだろう。ちなみに、Bくんは英語が話せる。英語でお客さんと会話することもできるけど、日本語で話したいと思ってくれたようだ。
数年前、チェンマイでタイ語を教えてくれたことを思い出す。
Bくんにコーヒーのことを教えてもらう日々なのに、タイ語のこともたくさん聞いた。もうどっちの勉強してるのかわからないぐらい、必死だったなあ。
でも、そのおかげで私のタイ語力はぐんと上がった。Bくんにはとっても感謝している。
そういえば私がチェンマイにいるとき、Bくんは日本語を教えてほしいなんて一切言ってこなかった。
けれど、今回初めて日本語のことを聞いてくれた。本人は無意識だと思うけど、それはとっても嬉しかった。
日本とタイは遠くても、こうやってお互いの国に興味を持って行き来して会える仲間は貴重だ。
Bくんと「次はチェンマイで会おうね!」と言ってバイバイした。
今度は日本語とタイ語ミックスで会話できたら面白いなぁという期待を持って。