こんにちは!ゆるゆるるです。
今回は、チェンマイ旧市街にあるお寺、ワットモークローリーをご紹介します。
美しい本堂と、ロイクラトンの時期の飾りが一押しです!
ワットモークローリーの場所
旧市街のお堀の北側にあります。
ワットモークローリーの様子

お堀沿いなので車が多い通りですが、お寺はこじんまりしています。一歩入ると穏やかな空気が流れています。

奥にある仏塔も圧巻です。
コムローイ、ロイクラトン祭りの時期
毎年11月の満月に行われるお祭り。チェンマイはランタンを上げるコムローイ祭りで有名です。
タイ国政府観光庁より
タイ全土で行われるロイクラトン祭りとは、水の祭典とも呼ばれています。灯篭(クラトン)を水に流す(ロイ)とい、タイの人々の間で古くから続いていた風習です。河川の水位がもっとも固く、旧暦12月(現在の10月または11月)の満月の夜に人々が川岸に集まり、川の女神”プラ・メー・コンカー”へ感謝の気持ちを捧げます。地方により形式が異なりますが、バナナの幹や葉などで模った灯篭の上にロウソクと線香を立て、川に流したのが始まりです。
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提灯越しに見上げる仏塔は圧巻です!この飾りは映え狙いでもなんでもありません。伝統的なタイの飾りがお寺に飾られているだけ。ただそれだけなのに、なんときれいなのでしょう。しばらくこの場所で仏塔を眺めてしまいました。
また、お祭りでは灯篭(クラトン)を川で流しますが、これは街中で売られています。こちらお寺でも、地元の方が手作りで販売していました。

おばあさんがお花を丁寧に束ねています。

私はタイの文化と手仕事が好きなのですが、ただ物の完成形がいいと思うのではなく、作る過程や作り手の背景を知りたくなります。
灯篭の販売場所で完成形を売るだけでなくその場で作っていたので、足を止めて一つの灯篭ができるまで見とれてしまいました。
ライトアップ
昼間のお寺もいいですが、夜もまた一味違った雰囲気です。

入口からきれいなライトアップ!たまたまバイクで通りかかったのですが、この飾りに誘われて思わず立ち寄ってしまいました。
一月半ばなのにまだHappy new year なのはタイあるある笑
昼間の写真は2018年のもの、夜の写真は2023年の1月です。
季節物の飾りはその時期がすぎてもしばらく飾られています。(イベントの余韻があっていいよね、マイペンライ)

夜の仏塔は昼間とは違った味わい。「今日も一日、チェンマイで過ごせてよかった。」そう思える一日の締めくくりになる場所でした。

本堂の中。少しくらいですが、夜は静かでこの暗さも相まって落ち着いてお参りすることができます。

本堂の壁はチーク材で彫られています。写真だと伝わりにくいのですが、彫りのデザインがとにかくすてきで、夜の暗さも重厚感を与えています。
どなたがこんな彫りをされたのでしょうか…!
まとめ
チーク材の彫りが美しい本堂とロイクラトンの時期の飾りがきれいな、ワットモークローリー。
今で言う、”映え”なのかもしれませんがそんなことを意識して作られたわけではなく、どちらもタイの伝統と文化がすてきだということです。
お寺での過ごし方は、お参りして「仏像や仏塔がすごい!!」で終わってしまう方も多いのではないのでしょうか。こんな私も初めてチェンマイに来た時はその一人でした。日本のガイドブックにもそこまで詳しく写真も説明もないのです。
でもチェンマイに住んでからお寺巡りをして、何回も同じお寺に行ってみると飾りや壁も造りが凝っていて見どころ満載なことに気づきました。時間をかけてお寺の隅々まで見ると、きっと自分がいいなと思うポイントが見つかるはず。
ぜひ、お寺巡りでタイの伝統や文化を感じてみてください!