人生休んでいいときもある。夜のお寺で感じた大切なこと。

チェンマイのお寺、ワットチェディルアンに夜に行って感じたこと。

わざわざ夜のお寺にいったのは、ライトアップによるきれいなお寺を堪能したかったから。

お寺の詳しい内容はこちらの記事から

チェンマイお寺巡り【ワットチェディルアン】

お寺の中にベンチがあり、しばらくぼーっとしてしまった。

チェンマイは日中は暑いものの、朝と夜は涼しくて過ごしやすい。

日中はたくさんの友達に会って買い物をして、バタバタしていたのでようやく一息つける時間でもあった。

ベンチの目の前には大きな木があり、風が吹くと葉っぱがとわさわさとなびいている。

鐘も風にゆられて小さな音を奏でて。

空を見上げたら真っ暗で、夜のお寺には人がいなくて誰の声も聞こえない。

木を見つめて音を感じていたら、日々小さなことで悩んでいるのがバカみたいに思えた。

チェンマイはいつも”大丈夫だよ”と言ってくれているような気がする。

そういえばチェンマイに住んでいたとき、何か願いがあるときも、いいことがあって報告するときもいつもお寺に来ていた。

そのたびに、元気をもらってお寺を後にしていたのかもしれない。

2023年7月は本堂を修繕していた。立派なお寺でいつも観光客で賑わっているお寺だから、修繕しているのは初めて見た。

日本に本帰国してからしばらく辛い時期が続き、やりたいことがあってもエネルギーがなく何もできなかった。きっと、何もせずに休む時間だったんだ。そう思ったら、長い人生の内の3年ぐらいなんてことないのかも。

歴史あるお寺だって修繕する。

きっと観光客で一度きりだったら、せっかくのお寺が修繕しているなんて残念だと思うかもしれない。

だけど私には、その姿は大切なことを教えてくれた。

『人生頑張りすぎずに休んでいい時もある。』と。

今は、やりたいことも少しずつ進んでいる。だからこそ、辛い時期をいい意味で振り返るきっかけになった。

チェンマイには不思議な力があって、いつもいい方向に導いてくれる。

次にチェンマイに行ったときには、修繕後の本堂が見れるだろう。

そのときに、お礼を言って前に進んだ自分を報告できますように。